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ツムラ 漢方薬 23番 大特集

ツムラ23番「当帰芍薬散」の効果と使い方

ツムラ23番の「当帰芍薬散」は、漢方薬の中でも女性特有の不調に効果的な処方として広く使われています。特に、冷え症貧血月経不順などの症状を改善し、体全体のバランスを整える効果があります。この漢方は、虚弱体質や慢性的な冷え、むくみ、疲労感に悩む女性に向けた治療薬として知られています。

当帰芍薬散の主な効能

当帰芍薬散は、6つの生薬から構成され、身体の「気・血・水」を整える働きを持っています。特に、以下の症状に効果があります:

  • 冷え性や貧血:体内の「血」を補い、血流を改善することで、体の末端まで血液が行き渡り、冷えを解消します。
  • 月経不順・月経痛:ホルモンバランスを調整し、生理に伴う痛みや不規則な周期を整えます。
  • むくみや水太り:利尿作用のある生薬が含まれており、余分な水分を排出し、体内の水分代謝を改善します。

成分とその作用

当帰芍薬散は、以下の6つの生薬から構成されています:

  • 当帰(トウキ):血の巡りを良くし、貧血を改善します。
  • 芍薬(シャクヤク):筋肉の緊張を和らげ、痛みを抑える作用があります。
  • 川芎(センキュウ):血行を促進し、鎮痛作用や鎮静効果を持ちます。
  • 蒼朮(ソウジュツ):体内の余分な水分を排出し、むくみを解消します。
  • 茯苓(ブクリョウ):水分代謝を正常にし、利尿作用を持ちます。
  • 沢瀉(タクシャ):体内の不要な水分を取り除き、むくみを緩和します。

当帰芍薬散の使用方法

通常、1日2回、食前に水またはお湯で服用します。成人では1包(1.875g)を1回の服用量とし、7歳以上の子供にも適した用法・用量が決められています。なお、2歳未満の小児には服用を避けるべきです。

副作用と注意点

当帰芍薬散は比較的安全な漢方薬ですが、稀に発疹・かゆみなどの皮膚症状や、食欲不振胃部不快感が見られる場合があります。これらの症状が出た場合は、すぐに服用を中止し、医師に相談することが推奨されます。また、1ヵ月服用しても症状が改善しない場合も、医師に相談が必要です。

まとめ

ツムラ23番の当帰芍薬散は、冷え性や貧血、月経不順など、特に女性に多く見られる症状に効果が期待できる漢方薬です。体の「血」と「水」の流れを改善することで、慢性的な不調を根本から整えることができます。ただし、使用中に副作用が現れた場合や、長期間服用しても改善が見られない場合は、必ず医師に相談することが重要です。